※ライダー名 尾野弘樹
※開催名 イタリア選手権第7戦
※日付 9月11日
※サーキット名 バレルンガサーキット
※使用バイク名 RUMI125GP
※予選順位 7位(ドライ)
※決勝順位 3位(ドライ)
今回のレースは初めて走るサーキットでした。木曜日から練習ができました。 コースの第一印象は自分の苦手なコースに感じました。走行ごとに自分のライディングもマシンの状態も良くなっていきました。 金曜日は30分、2回のフリー走行でした。午前も午後もどちらのセッションでも周回をかさねる度にタイムを詰めていくことができました。 同時に車体のセッティングとエンジンのセッティングも序所に良くなっていきました。でもトップとのタイム差を比較するとまだまだでした。
土曜日は30分、2回の予選が午前と午後に行われました。前日などの天候を見ると午後は気温が上がってタイムアップが厳しそうでした。 なので午前の予選でタイムを出すように考えていました。午前の予選のセッション前半から中盤にかけては3番手タイムでした。 セッションも残りわずかで再度タイムアタックをしたのですが、ヘアピンコーナー進入のブレーキングで突っ込みすぎてフロントからスリップしました。 そのまま予選が終了したのですが、他のライダーがタイムを上げてきたので5番手までポジションが落ちてしまいました。 午後の予選2回目は予想通りに気温も高くなりました。午後の予選では車体のセッティングを変更していったのですがあまり良い方向にいかず、 その状況でもベストを尽くそうと走ったのですがセッション最後までタイムアップをする事ができませんでした。ほとんどのライダーが午前のタイムを 更新できずにいましたが、僕より後ろだった2人のライダーがタイムアップをしてきて僕は予選7番手となりました。
日曜日の決勝は午後3時スタートでちょうど暑い時間帯に行われました。 決勝スタートは失敗してしまったのですが、順位を落とすことなく1コーナーを5位で通過できました。そこからコーナー進入のブレーキングで 一つずつポジションを上げて行き2位までポジションを上げました。その後2位争いをしていたのですがその最中に接触してしまいフロントブレーキの レバーが真上にあがってしまいました。ペースを少し落としてレバーの位置を元に戻しました。ですがその間に前との差がついてしまいレース中盤は 4位を単独走行していました。ラスト2周あたりで3位のライダーとの距離が近くなってきてラストラップの最終コーナーあたりで真後ろにつけたのですが ゴールラインまでに抜く事はできませんでした。レースは4位で終了したのですが、レース後の車検で3位に入ったライダーの違反で順位が繰り上がり 僕が3位となりました。でも今回の3位と言う結果は素直に喜ぶことができませんでした。
今回のレースはウィークを通して、自分もマシンも良かったと思います。自分は苦手なサーキットだったけど良く考えてトライする事によって それがタイムにつながりました。決勝中もタイムアップができて良かったです。マシンのエンジン的にはやっぱりアプリリアに比べると差があるけど 今回は久々にエンジンが潰れることなく完走できたのでよかったです。次は実力で表彰台、優勝を狙います。
尾野 弘樹