ウエットで好調だった佐野。決勝は自己最高順位ながら悔しい結果となる
2018MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦
九州モーターサイクルフェスタ2018 in オートポリス
開催日程:2018年9月1日(土)予選・決勝レース1(ST600)/9月2日(日)決勝レース
金曜日にウエット路面で行われたフリー走行ではトップタイムをマークしていた佐野優人。もともと、オートポリスは好きなコースであり、しかも今回は当初2レース制で行われるはずだったため、上位入賞の期待が膨らむ。しかし、公式予選と決勝レース1が行われる予定だった金曜日は濃霧と雨によりスケジュールが大幅に遅れ、公式予選は行われたものの、レース1はキャンセルとなってしまう。そのため、他のクラスと同じく1レースのみの開催となり、路面コンディションが大きく変化した日曜日の決勝レースでは苦戦を強いられるも最高位の6位となった。
ST600 #97 佐野 優人
公式予選:7位
決勝順位:6位
※ST600公式予選
公式予選が行われた土曜日は午前中の予定は全てキャンセルされ、午後からST600の公式予選から始まることとなった。13時10分から始まったST600の公式予選は、開始時は路面はウエットコンディションだったものの、少しずつ路面は乾いていく。30分間の公式予選時間で、序盤はコースコンディションの確認などを行った佐野優人はセッション終盤にタイムアタックを行うが、他のライダーに行く手を阻まれ思うようにタイムを伸ばすことができなかった。佐野優人はトップの亀井雄大選手からコンマ6秒ほど遅れて2分2秒256を記録し、7番手で終える。
※ST600公式予選後のコメント
「路面も乾いていき、公式予選後半でタイムアタックを行いましたが、他のライダーに引っかかってしまいタイムを伸ばすことができませんでした。ただ、ウエット路面では、前日もトップタイムを出すなど感触は悪くなく、できれば決勝レースもウエットで行きたいですが、ドライでもいい感じで行けると思います」(佐野優人)
※ST600決勝レース
15周で争われたST600決勝レース。路面コンディションはドライコンディションで行われた。7番手からスタートした佐野優人はオープニングラップを7番手で通過。2周目の1コーナーで奥田教介選手に抜かれるも、第1ヘアピンまでには抜き返す。ただ、この間に上位集団から離され、レース序盤は7番手で単独走行となってしまい、前を走る南本宗一郎選手を追うレース展開となる。
レース中盤以降も単独走行となっていた佐野優人だったが、少しずつ南本選手との差を縮めていき、最終ラップにはその背後につける。そして迎えた最終ラップ、佐野優人はコース後半で南本選手をパスし6番手に浮上すると、そのまま南本選手を抑えて6位でチェッカーを受けた。
※ST 600決勝レース後のコメント
「スタートはまずまずでしたが、2周目に奥田選手に抜かれ、すぐに抜き返すことはできたのですが、僕自身のミスもあって上位6台から離されてしまいました。そのあとはずっと前を走る南本選手を追い続け、最終ラップになんとかコース後半部で抜くことができて今年最高位にはなれましたが、ドライコンディションでもう少しタイムを上げたかったですね。ただ、いい感じなので次の岡山ではさらに上位を狙います」(佐野優人)
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