路面状況の変化に対応できず次のレースで挽回を誓う


2018MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦 スーパーバイクレース in SUGO
開催日程:2018年6月16日(土)予選・JSB1000レース1決勝/6月17日(日)決勝

J-GP3の鈴木大空翔にとって、スポーツランドSUGOはレースウィークで初走行となり、厳しいレースが予想された。また、路面コンディションの変化に惑わされてしまい、本来の走りをすることができず、レースを終えてしまう結果となった。

J-GP3 #29鈴木大空翔
公式予選:20位
決勝順位:14位

※ J-GP3 公式予選レポート
前日から降り続いた雨により、J-GP3の公式予選が始まる時の路面コンディションはウエットとなる。そのため、鈴木大空翔は公式予選開始直後はレインタイヤでコースインし、タイムアタックを行う。しかし、小雨が時折ぱらつくものの、路面の状況は回復傾向となり、公式予選中盤以降は各車ドライタイヤに交換してのタイムアタックとなり、鈴木大空翔もタイヤ交換のためピットインし、前後タイヤをドライタイヤに交換。各車がタイムを大幅に伸ばす中、鈴木大空翔は思うようにタイムアップができず、1分44秒749で20番手となる。

※ J-GP3公式予選後のコメント
「レインタイヤからドライタイヤに替えてタイムアタックをしましたが、自分の中でうまく頭の切り替えができなかったというか、ドライタイヤの性能を発揮しきれずに予選を終えてしまいました。ぶっつけ本番となり、コースを理解していなかったことも要因だと思います。決勝レースは思いっきり行くだけです」(鈴木大空翔)

※ J-GP3決勝レースレポート
梅雨空ながら、路面コンディションはドライで決勝レースが行われたJ-GP3。20番手スタートの鈴木大空翔は好スタートを決めて13番手まで順位を上げる。しかし、1コーナー手前のコース上に出たオイルにより転倒車が相次いだため、レースは5周目に赤旗が提示され中断となった。
レースは4周終了までをレース1とし、残り周回数を一部減算した13周でレース2が行われることとなる。レース2は4周目終了時点の順位でグリッドが決められ、鈴木大空翔は11番手からレース2のスタートを切る。レース2でも好スタートを決めた鈴木大空翔だったが、オープニングラップを終えるまでに11番手に順位を下げ、さらにその後もペースを上げることができず、14位で決勝レースを終えることとなった。

※ J-GP3決勝レース後コメント
「スタートは上手くいき、レース1ではタイムも少しずつ上げていけましたが、レース2ではそれができず、順位を下げてしまいました。予選、決勝をとおして、メンタル面での弱さが出てしまった感じです。次の筑波は事前のテストにも参加しますので、しっかりと走りこんで、第5戦に臨みたいと思います。」(鈴木大空翔)