序盤にトップグループに加わるもペースを上げられず8位にとどまる


2018MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第4戦 スーパーバイクレース in SUGO
開催日程:
2018年6月16日(土)予選・JSB1000レース1決勝/6月17日(日)決勝

佐野優人もST600にステップアップして2戦目となった今回。5月末に行われた合同公開テストでは好タイムを記録しており好成績が期待されたが、公式予選での転倒が影響し8位にとどまった。

ST600 #97 佐野 優人
公式予選:10位
決勝順位:8位

※ST600公式レポート
ST600の公式予選時は梅雨空ながらも、朝まで降っていた雨も上がり、路面はドライコンディションで公式予選はスタートする。各車がコースインした後に佐野優人はコースインし、予選序盤からタイムアップを狙うも馬の背コーナーで転倒を喫してしまう。マシン、ライダーともに大きなダメージは無かったため、ピットイン後はそのまま走行を続けるが、1分33秒150で公式予選10番手となる。

ST600公式予選後のコメント
「予選開始早々に気合が入り過ぎていたのか転倒してしまい、その後は着実にタイムを記録することを重要視して走行したため、ベストタイムには全く届きませんでした。ただ、マシンの状態はいいので、決勝は好スタートを決めて序盤からトップ争いに加わりたいです」(佐野優人)

※ST600決勝レースレポート
20周で争われるST600決勝。岡本裕生選手がトップ集団をリードする中、佐野優人はトップ集団の後方、7番手でオープニングラップを終える。この後はトップ集団のペースが徐々に上がり始めるが、佐野優人はこのペースについていくことができず、3周目に奥田教介選手に抜かれて8番手となり、トップ集団から離されてしまう。レース中盤以降、ペースが上がらない佐野優人は単独走行となり、さらにレース終盤には古山颯太選手の追撃を受けることに。17周目に古山選手に抜かれた佐野優人だったが、最終ラップにいったんは古山選手をパスし意地を見せるが、馬の背コーナーのブレーキングミスがあり、再び古山選手に先行されてチェッカーを受ける。なお、上位のライダーの転倒もあり、8位で決勝レースを終えた。

※ST 600決勝レース後のコメント
「レース序盤はトップ集団につけたのですが、上位勢のペースが上がると、決してついていけないペースというわけではないはずなのですが、タイムを上げることができず、じりじりと離されてしまいました。また、レース中盤には水温が上昇してしまいタイムを落とすしかありませんでした。
今回は合同公開テストからの良い流れを予選の転倒で自ら崩してしまった感じです。すぐに次の第5戦のテストがありますが、気持ちを切り替えて臨みます」(佐野優人)