予選順位は大きく上回り少しずつ成績をアップさせる
2018MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦 in 筑波
開催日程:2018年6月30日(土)予選・決勝レース1/7月1日(日)決勝レース2
筑波サーキットでのレースは鈴木大空翔にとっては初めてとなるが、一週間前に行われた合同公開テストにも参加し、準備を整えてのレースとなった。今回は着実に成長している証が見られるレース内容となった。
J-GP3 #29 鈴木 大空翔
レース1
公式予選:23位
決勝順位:14位
レース2
公式予選:24位
決勝順位:15位
※ J-GP3 公式予選レポート
合同公開テストの時よりも高い気温で行われた公式予選。J-GP3も他のクラスと同様にベストラップタイムとセカンドラップタイムによって決勝レース1とレース2のグリッドが決まるため、好タイムを連続して出す必要があった。鈴木大空翔は予選開始早々に1分2秒261をマークするが、高い路面温度のせいか、その後はラップタイムの更新ができず、最終ラップに記録した1分2秒406がセカンドラップタイムとなる。結果、レース1は23番手から、レース2は24番手からスタートすることとなった。
※ J-GP3決勝レース1
23番手グリッドから好スタートを決めた鈴木大空翔は1周目を21番手で終えると、3周目には20番手へ、そして4周目には16番手まで順位を上げるが、松山拓磨選手に抜かれて17番手に後退。この後は松山選手、そして中山愛理選手と3台で順位を争うことになる。
レース中盤、中山選手が鈴木大空翔、そして松山選手を相次いでパスするも、レース終盤となる18周目に松山選手が中山選手をパス。鈴木大空翔も中山選手を抜いて松山選手の背後にまで近づくも、抜くまでには至らず20周のレースはチェッカー。鈴木大空翔は17位でレースを終えた。なお、今回のレースでは賞典外となる特別参加枠の選手が3人いたため、正式結果では14位となった。
※ J-GP3決勝レース1後コメント
「スタートは悪くなく、松山選手や中山選手とのバトルとなりましたがレース序盤は抑えていた松山選手に抜かれ、最後も抜き返すことができなかったことは悔しいです。レース2はでスタートを決めてさらに上位を目指していきます」(鈴木大空翔)
※ J-GP3決勝レース2
レース2も周回数は20周で争われる予定だったが、オープニングラップで多重クラッシュがあり、赤旗中断となる。これによりレース2は周回数を13周に減算して行われることとなる。
仕切り直しとなった再スタートで、鈴木大空翔はスタートで出遅れてしまい、21番手で一周目を終える。スタートで出遅れたことで、前を走るライダーとの差も大きく空いてしまい、レース序盤から単独走行となってしまい、ペースも伸び悩む。レース終盤には野澤秀典選手を抜いて順位を上げるが、結局18位でレースを終えることとなる。なお、レース2も特別参加枠の選手を除いた順位が正式順位となり、15位となる。
※ J-GP3決勝レース2後コメント
「スタートを失敗してしまい、さらに水温が高くなってバイクが思うように走らなくなってしまいました。そのため、焦ってミスもしてしまったため、前との差が大きく空いてしまいました。最後に1台抜くことはできましたが、レース1よりも順位を下げる形となり悔しいレース内容となりました。次のオートポリスまで間が空きますので、その間にしっかりと練習してシーズン後半はさらに上を目指していきます」(鈴木大空翔)
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