序盤はトップに立ちレースをリードするが、7位でチェッカーを受ける


2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ第7戦 
スーパーバイクレース in 九州
※開催日程:10月5日(土)公式予選、10月6日(日)決勝レース

前回のレースで転倒リタイアに終わったことで、ランキング2位に後退してしまった鈴木大空翔。ランキングトップの長谷川聖選手とは大きくポイント差が開いてしまったが、その差を少しでも縮め、最終戦鈴鹿での逆転チャンピオン獲得に望みをつなげたかったが、7位でレースを終える。

J-GP3 #11 鈴木 大空翔

公式予選:5位
決勝順位:7位

※ J-GP3 公式予選レポート
晴天のもとで行われたJ-GP3の公式予選。セッション開始とともにコースインした鈴木大空翔はまずは自己ベストタイムを更新する1分59秒762で●番手となる。その後、ピットインしてタイヤ交換を行うと、1分59秒113とタイムを更新。さらに、セッション終了直前に1分58秒949を記録して最終的に予選5位となり、決勝レースは5番手グリッドからスタートすることとなった。

公式予選後のコメント
「セッション前半で自己ベストタイムを更新できたので、ピットインしてタイヤを新品に交換し、足まわりのセットも少し変えたのが良かったようでさらに1秒近くタイムを更新できましたし、5位とはいえ決勝レースに向けていい感触を掴めました。決勝レースはとにかく勝って、チャンピオン獲得に望みをつなげられるようにしたいです。」(鈴木大空翔)

※ 決勝レース
朝からサーキット全体が霧に包まれ、路面もウエットコンディションとなっていたが、各クラスのウォームアップ走行が終わるころには路面も乾き、J-GP3の決勝レースは15周で争われ、ドライコンディションでスタートする。5番手グリッドからスタートした鈴木大空翔はホールショットを奪うと、高杉奈緒子選手、栗原佳祐選手、細谷翼選手、長谷川聖選手らを従えてトップでオープニングラップを終える。2周目の第2ヘアピンで長谷川選手が鈴木大空翔を抜いてトップに立ち、またコース後半の登り勾配が続くコンビネーションコーナーでは栗原選手が鈴木大空翔を抜いて2番手に浮上。この後は長谷川選手、栗原選手、そして福嶋佑斗選手や細川選手を加えた5台により、レース前半は激しくトップを争うことになる。
 レース後半になるとこの5台にさらに中山愛理選手、そして村瀬健琉選手が加わり、トップ争いは7台での争いとなる。トップ集団の中で積極的にトップに立ち主導権を奪おうとした鈴木大空翔だったが、14周目の1コーナーで福嶋選手と接触して順位を6番手まで下げてしまう。この頃から鈴木大空翔はペースを上げることができず、中山選手にも抜かれてしまい、7位でチェッカーを受けレースを終える。なお、このレースでランキングトップの長谷川選手が2位となり、最終戦前にシリーズチャンピオン獲得が決まった。

※ 決勝レース後のコメント
「スタートも上手く決まりホールショットを奪ってトップに立ち、レース前半はトップ争いに加わることができましたが、そこでタイヤを消耗してしまったのか、後半は思うようにペースを上げることができませんでした。レース結果も悔しいですが、チャンピオンを獲得できなかったことも悔しいです。でも、気持ちを切り替えて最終戦では優勝を目指します。」(鈴木大空翔)