ST600クラスでは佐野優人が12位

2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 
第1戦 スーパーバイクレース in 岡山
※開催日程:8月31日(土)公式予選、9月1日(日)決勝レース


ST600は2年目となる佐野優人。シーズン前半は思うようなレースができず、最上位は第4戦筑波大会のレース1の7位となり、シーズン後半で巻き返しを狙いたいところだ。今回は2回に分けて行われた公式予選でタイムアップを狙った2回目で開始早々に転倒してしまい、公式予選は20位となってしまう。ウエット路面での戦いとなった決勝は着実にポジションをアップして12位でレースを終えた。


ST600 #97 佐野 優人
公式予選:20位
決勝レース:12位

ST600公式予選
今回は決勝出走台数40台に対し48台がエントリーしたST600。そのため、公式予選はA、Bの2つのグループに分かれ、さらに土曜日の午前と午後の2回に分けて行われた。午前10時30分から始まったBグループの公式予選1回目に出走した佐野優人は4周目に1分34秒025を記録。さらにタイムの短縮を狙うが、思ったほどタイムを上げることができずに公式予選1回目を終える。
 午後から行われた公式予選2回目は気温も上がり、さらにタイヤの使用本数制限もあってタイムを更新するのは難しい状況となるが、佐野優人はセッション開始直後からタイムの更新を狙う。しかし、コースインして2周目の第1コーナーで転倒してしまい、2回目の公式予選はこの時点で走行を終えてしまう。気合が空回りしてしまう結果となり、公式予選は20位となった。

ST600公式予選後のコメント
「1回目の公式予選では自己ベストタイムは更新できたのですが、あまりいい順位ではなく、公式予選2回目でタイム更新を狙いましたが転倒してしまいました。スタート位置は良くありませんが、決勝ではスタートで少しでも前に出て、上位を狙いたいです」(佐野優人)

※ST600決勝
決勝が行われた日曜日は昼前から雨が降り始めてしまう。午後3時から行われたST600の決勝の時には路面はフルウエットだが、雨は小康状態となっていた。決勝は19周で争われる予定だったが、ウエットレースの宣言が出され、今回は3周減算の16周での決勝レースとなった。20番手からスタートした佐野優人は1周目で12番手まで順位を上げると、2周目には11番手、4周目10番手と着実に順位を上げていく。しかし、レースも折り返した9周目に杉山優輝選手や菅原陸選手らに抜かれて12番手にポジションをダウンすると、その順位を維持してレースを終え、決勝は12位となった。

※ST600レース後のコメント
「スタート直後の第1コーナーまでに順位を上げ、いい感じでレースをスタートしたのですが、その後に他の選手とのバトルでタイヤを消耗してしまったこともあって、自分のいいところを活かせずレースを終えてしまった感じです。公式予選の順位よりは良かったですが、悔しいレースとなってしまいました。次のオートポリスや鈴鹿サーキットは好きなコースでもあり、残り2レースでいい結果を出したいと思います」(佐野優人)