他車の転倒を避けコースアウトし、最終戦は11位で終える


2019 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 最終戦 
第51回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿
※開催日程:
11月2日(土)公式予選、3日(日)決勝レース

シーズン後半に入り好感触をつかみつつある伊達悠太。予選順位は振るわなかったものの、決勝レースでは着実にポジションをアップしていく。しかし、その途中で直前を走っていたマシンが転倒。それを避けるためにコースアウトしてしまい大きく順位を落とし、最終戦は11位となった。

ST600 #64 伊達 悠太
公式予選:12位
決勝レース:11位

ST600公式予選
出走台数33台で行われたST600の公式予選。セッション開始とともにコースインした伊達悠太は、セッション序盤はタイムがあまり伸ばせず13番手となるが、再びコースインしてタイムを2分13秒255まで上げて12番手となる。セッション中盤以降ではほかのライダーもタイムを更新することはなく、公式予選は12位で終えた。

ST600公式予選後のコメント
「記録したタイムは自分自身ではそんなに悪くはなく、良い感じで走行はできたのですが、ほかのライダーのタイムが思ったよりも良くてこの順位となってしまいました。決勝レースはスタートでできるだけ順位を上げて少しでも前の集団についていって自分のペースでレースが戦えるようにしたいですね。」(伊達悠太)

※ST600決勝
ST600の決勝レースは最終戦ではお昼前に行われ、コースコンディションはドライ、気温も20℃近くまで上がった中で決勝レースはスタートした。12番手グリッドからスタートした伊達悠太はオープニングラップで10番手、そして2周目で9番手へと順位を上げ、前を走る稲垣誠選手を追う。3周目には順位を上げてきたチームメイトの佐野優人、そして佐野勝人選手に抜かれてしまい12番手へと順位を下げてしまうが、5周目には11番手に順位を下げた稲垣選手の背後につく。しかし、日立オートモティブシステムズシステムズシケインの進入で稲垣選手が転倒し、衝突をさけるために伊達悠太はコースアウトする。これで大きくタイムロスをしてしまった伊達悠太は順位を18番手まで下げてしまったが、コースに復帰した後は少しずつ順位を挽回し、10周目に17番手、そして12周目には15番手まで順位を上げる。最終ラップには上位勢に転倒者が多かったこともあり、最終的には11位で最終戦を終える。2019年のシリーズランキングは11位となった。

※ST600レース後のコメント
「スタートも悪くなくレース序盤は良い感じで走れていたのですが、2周目に杉山優輝選手が目の前で転倒してしまい、その影響もあって前の集団から離されてしまい、佐野優人選手と勝人選手にも抜かれてしまいました。ただ、2人にはついていけるペースでしたが、今度は日立オートモティブシステムズシケインで稲垣選手の転倒を避けようとコースアウトしてしまいました。
 ST600にスイッチした今シーズンは自分としては上位争いに加われる手ごたえを感じていたのですが、なかなかうまくいきませんでした。来シーズンは未定ですが、上位争いに加われるようにしたいですね。」(伊達悠太)