1.ならしについて
ならし運転の定義について
新品の部品を組み込んだ場合には金属接触している部分のあたりを出す。
クランクケース、シリンダー等の構造物を新品に交換した場合は、熱がいることで必ずひずみが生じ変形します。
その初期ひずみを極力理想的にひずませる為に、低回転、一定の負荷の状態で運転します。
ベンチによるならしの方法
1) ならしをする対象物によって運転方法は変わります。
4サイクルメタル交換等の場合
4000rpm …10分間
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9000rpm …5分間
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13000rpm …5分間
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4500rpm …5分間
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9500rpm …5分間
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13000rpm …5分間
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5000rpm …5分間
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10000rpm …5分間
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13500rpm …5分間
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5500rpm …5分間
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10500rpm …5分間
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14000rpm …5分間
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6000rpm …5分間
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11000rpm …5分間
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14500rpm …5分間
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6500rpm …5分間
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11500rpm …5分間
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7000rpm …5分間
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12000rpm …5分間
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8500rpm …5分間
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12500rpm …5分間
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冷却ファンは充分な容量を備えていますが、夏場での場合ラジエターが比較的小さい車輌は水温を一定にすることが難しいため、
・水温は車両に合わせて検討ください。2サイクルの場合は、60前後
・ギヤポジションは3-4速にて行う。
・4サイクルの場合は75℃から100℃で運転します。
注意点
実際に走行できる状態で持ち込みしてください。ベンチ内ではローラーが高速回転していますので部品の脱落等は重大事故につながる恐れがあります。
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車体各部の緩みが無いか確認のこと。
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リヤタイヤの空気圧を必ず確認してください。
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タイヤはシャーシダイナモに掛けると、使用出来なくなる場合が有るので古タイヤをご使用ください事を推奨します。
(極端に磨耗したものはおことわりする場合があります。)
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燃料は実走行で使用する時間分入れて置いてください。ガス欠を起こした際、焼きつき等が発生する場合があります。
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