●レポート
全3戦で開催されるSP250のシリーズ戦。今回がその最終戦となる。ランキングトップは、ここまでの2レースをともに優勝で飾っている依田忍。ランキング2位の長谷川義行に14点差を付けての最終戦となっている。
予選では、依田の調子が今ひとつ上がらず、フロントロー4番手。ポールシッターは安西直、2番手にランキング2位の長谷川、3番手横山孝一と続いた。
レースは2番グリッドの長谷川が飛び出してスタートとなった。依田はスタートで出遅れ、ポジションこそ4番手を走るが、トップとの差は大きく離れてしまい、今までと違ったレース展開となっていく。しかし本来のペースを取り戻しつつある依田は前との差を徐々に詰め始める。
序盤のトップ争いは、オープニングラップを制した長谷川に、ポールシッター安西が大きく迫り、この2台の間で展開された。しかしペース的に長谷川を上回る安西が前に出ると徐々に長谷川との差を広げ始め、独走態勢に持ち込んでいく。残念なのが依田だ。上位進出をうかがっていた7周目2コーナーで転倒してしまったのだ。レースは安西、長谷川、横山の順でゴール。ランキングトップの依田は再スタートを切り、7位でチェッカーを受けたが、予選出走台数が10台だったことから、ポイントは5位までしか与えられず、このレースで2位となった長谷川が17点を獲得し、トータル43点の逆転でシリーズチャンピオンを獲得した。 |
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スタート直後の第1ヘアピン入り口安西 直 |
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序盤のトップ争い |
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徐々に独走態勢に持ち込んでいくトップの#31安西。そして2番手となった#9長谷川の後ろには、#7横山、#5依田が迫ってくるレース中盤の展開 |
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優勝した安西直 |
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2位となり、逆転でシリーズチャンピオンとなった#9長谷川義行 |
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3位の#7横山孝一 |
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痛恨の転倒を喫してしまい、見えかけていたシリーズチャンピオンをのがしてしまった#5依田忍。転倒し、傷つけたカウルで走るレース終盤 |
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表彰台 |
SP250(決勝) 天候:晴れ
コース状況:ドライ |
Pos, |
No, |
Rider |
Type |
Team |
Lap |
Time |
Gap |
Km/h |
Time |
Lap |
1 |
31 |
安西 直 |
Y-TZR250RSP |
Dog Fight |
15 |
16'09.531 |
|
115.293 |
1'03.924 |
15/ 15 |
2 |
9 |
長谷川 義行 |
Y-TZR250R |
|
15 |
16'09.941 |
0'00.410 |
115.244 |
1'03.737 |
14/ 15 |
3 |
7 |
横山 孝一 |
S-RGV250ΓSP |
モトガレージ ヨコヤマ |
15 |
16'11.938 |
0'02.407 |
115.007 |
1'03.912 |
5/ 15 |
4 |
3 |
田沼 博隆 |
S-RGVΓ250 |
|
15 |
16'35.268 |
0'25.737 |
112.311 |
1'05.298 |
9/ 15 |
5 |
21 |
草薙 伸一 |
Y-TZR250SPR |
RT DogFight |
15 |
16'41.471 |
0'31.940 |
111.616 |
1'05.482 |
15/ 15 |
6 |
6 |
手島 大 |
H-NSR250R |
|
15 |
16'41.901 |
0'32.370 |
111.568 |
1'05.757 |
15/ 15 |
7 |
5 |
依田 忍 |
H-NSR250R |
i-FACTORY |
15 |
16'51.360 |
0'41.829 |
110.524 |
1'03.732 |
7/ 15 |
8 |
1 |
長谷川 健 |
H-NSR250RSE |
RT.DogFight |
15 |
17'04.934 |
0'55.403 |
109.061 |
1'07.434 |
13/ 15 |
9 |
47 |
高野 武志 |
H-NSR250RSE |
|
14 |
16'49.916 |
1Lap |
103.304 |
1'10.457 |
4/ 14 |
10 |
2 |
小川 洋一郎 |
H-NSR250R |
松本電機商会&ホンダテントウ虫 |
13 |
|
2Laps |
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1'06.991 |
7/ 13 |
以 上 完 走 |
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