筑波ロードレース選手権シリーズ第1戦

<エリアJSB/SB・S-NK> 2003/03/16

●レポート
　出走台数12台で行なわれたエリアJSBとスーパーバイク・S-NKの混走クラス。他のクラスでは多くのマシンがエントリーしているホンダユーザー勢だが、このクラスに限ってはCBR954RRがわずか1台。そのほかでは、YZF-R1が3台、YZF-R7が2台、GSX-R1000が1台、ZX-7RRが3台、ドゥカティ1台という内訳となっていた。
　ポールポジションは、YZF-R7を駆る高原昌幸で、タイムは１分0秒179。２番手ZX-7RRに乗る中山智博、3番手YZF-R7の石川達也、4番手GSX-R1000の渡辺光宏と続いた。フロントロー四人が0秒台だ。
　レースは２番グリッドの中山が飛び出して引っ張る。これをポールシッターの高原がピタリとマークする形で、序盤のレースは展開していく。3周目まで中山が前でレースをコントロールしていたが、4周目に高原が前に出る。予選タイム的に見てもこの二人の差はコンマ1秒しかなく、拮抗した展開になりそうだ。実際にこの二人の差はコンマ数秒しか開かず、テールtoノーズ状態で緊張したトップ争いが展開される。高原は12周目までトップをキープ。一時はその差が広がったが、周遅れが出始めた13周目にその差が一気に縮まる。ここで中山がアタック。前に出るとラストスパートをかける。これに高原は付いていくことができず、結局、1秒6の差で中山が優勝した。2位高原、3位は4番手スタートの渡辺。優勝の中山智博「中盤に離れてしまい、ちょっと厳しいかなって思ったけど、周遅れに絡んだタイミングで差が一気に縮んだので、もう一度勝負を仕掛けることができた。あの周遅れに絡んでのチャンスがなかったら、優勝することは厳しかったと思う」

①		スタート直後の第1ヘアピン立ち上がり	③		2位となった高原昌幸
②		優勝の中山智博	④		表彰台

エリアJSB1000/SB・N-NK 決勝正式結果表 天候：晴　コース状況：ドライ

Pos.	No.	Cls.	Pos.	Rider	Type	Team	Lap	Time	Gap	Km/h	Time	Lap
1	9	2	1	中山　智博	K-ZX-7RR	ＲＳ－ＩＴＯＨ＆孫悟空	20	20'13.253		122.843	1'00.018	4/ 20
2	7	2	2	高原昌幸	Y-YZF-R7	ＥＩＳＨＩＮレーシング＋ｏｏ８	20	20'14.925	0'01.672	122.674	0'59.600	4/ 20
3	29	2	3	渡辺　光宏	S-GSX-R1000	ＰＯＷＥＲ－ＢＵＩＬＤＥＲ	20	20'39.383	0'26.130	120.253	1'01.292	11/ 20
4	19	1	1	佐々木　淳	Y-YZF-R1	イナレーシングチーム	20	20'48.473	0'35.220	119.378	1'01.820	11/ 20
5	2	1	2	金　　淳一	H-CBR954RR	モトバム	20	21'01.622	0'48.369	118.134	1'01.466	13/ 20
6	76	2	4	石川　達也	Y-YZF-R7	ＷＡＫＯ’Ｓ　ＹＡＭＡＨＡ	20	21'12.026	0'58.773	117.167	1'00.901	16/ 20
7	99	2	5	佐野　新世	D-996R	MOTO AVANTI RACING	20	21'16.195	1'02.942	116.785	1'02.994	6/ 20
8	4	2	6	吉岡　俊也	K-ZX-7RR	ＳＦＳ新日本造機ファスナー販売	20	21'16.317	1'03.064	116.773	1'02.981	15/ 20
9	21	1	3	荒井　浩二	D-998	チーム☆ストラーダ	20	21'17.208	1'03.955	116.692	1'02.759	7/ 20
10	31	2	7	鈴木俊彦	K-ZX-7RR	ＫＲＯＧ＆ぴすとんず	19	20'20.695	1Lap	115.990	1'02.840	17/ 19
11	1	2	8	市川　禎之	Y-YZF-R1	リアルフラット＆インターバル	19	20'47.283	1Lap	113.517	1'04.349	3/ 19
12	12	1	4	久保　時彦	Y-YZF-R1	城南テクニカルスポーツクラブ	19	20'59.922	1Lap	112.378	1'05.325	19/ 19
以　上　完　走
クラス　1 : JSB1000　2 : SB・S-NK