車両 ヤマハTRX850 初期型 走行3.2万㎞
JMCA対応2本出しフルエキ・純正交換タイプエアクリ・その他は整備のみ内圧バルブ・φ20
ストリート用
まず初めに装着はタンクを前2本のネジを外しタンクを起こしブリーザーパイプを取り外し、内圧バルブを取り付ける幅の分だけ切り取り市販ホースバンドを用いて装着するだけで簡単に取り付け作業が出来ました。内圧バルブを付けた位置はエアクリ側の斜め位置です。装着位置を選定するのも悩む事なく出来ました。
はじめに...。
駐車場内で走行した所、既にその時点で強いエンブレから解放された気がしました。市街地~片側2車線国道~上り低速峠道~中速峠道~折り返しの条件で走行して見ました。往復約80kmです。市街地での走りはストップ&ゴーが多くワイドレンジ車両の為、2速に入れるのが精一杯で、アクセルワークのみで今までは強いエンブレでギクシャクした恥ずかしい走りしか出来ませんでした。それが装着する事によってまるでマルチエンジンと勘違いしてしまいそうな位シフトダウン・減速がスムーズに行えます。上り下り・低速峠道では、主に1速でたまに2速へ入れる程度なので特にアクセルワークに慎重にならざるを得ませんでしたが内圧バルブのお陰で右手をラフに操作しても車体の姿勢が大きく変わる事無く自然でリズミカルな走りが出来ました。
上り下り・中速峠道では、コーナーへの進入時にエンブレが怖かったので今まではギリギリまでシフトダウンせずノロノロで回り、立ち上がってから加速して皆について行きましたが、マルチエンジンの様に手前のストレートから思いっきりシフトダウンし減速出来、進入出来る様になりました。しかも今までは旋回中は右手に神経が集中してストレスが溜まる程の開度一定でしたが、思っていた以上にコーナーがきつい時などアクセルオフしても全くと行って良いほど挙動の変化が無く立ち上がりも早めに全開にする事が可能になりました。
全体的に回転の立ち上がりも早く気がつけば、いつもなら6500rpm位な所でも7500rpm以上回っていたりととても良くなりました。気のせいか排気音も乾いた感じになったような感じです。とにかく、右手の操作が難しくマルチエンジンにしとけば良かったかなと後悔するような感じでしたが、内圧バルブのお陰で欲しかったTRX850にして良かったと思えます。
強いエンブレもTRX850の個性なのですが....。
最後に、"ドンつき"感に関して私の場合は特別変化を感じる事が出来ませんでした。戻した時に強いエンブレが無くなった分、ちょい開けで"ドンッ"と来る事は無くなったと思いますが大きく開けるとやはり"ガツッ"と背中を押される様な感じはします。
|