筑波ツーリストトロフィー

<NB> 2003/02/23

●レポート
　４サイクルの740cc以上の排気量をもつエンジンを搭載した車両が参加できるのが、このNB（ノーマル・ビッグバイク）クラスだ。車両の改造範囲はノーマルクラスに準じ、変更できるのはタイヤ（ただし一般公道走行用）、マフラー、キャブレターのセッティングパーツ、スプロケット、フロントブレーキ、リヤサスペンション、フロントフォークのスプリングとオイル、リムといったパーツのみとされている。またこのクラスにも卒業制度が設けられており、予選、決勝を通じて１分４秒０を上回った場合や、２回の優勝ライダーは卒業生となる。卒業生になった場合には、筑波スプリント・トロフィーのＴＣ－１クラスに１回だけ招待選手として参加することができる。参加マシンは、GSX-R1000CBR954RR、YZF-R1といった各メーカーのリッタークラス・スーパースポーツ車両が中心となっている。
　予選は、GSX-R1000を駆る上原正稔が１分４秒404でポールポジションを獲得。２番手も同じGSX-R1000を駆る早川輝夫でタイムは１分４秒494、３番手はYZF-R1の小板橋達也で１分４秒600。
　決勝は、僅差の予選結果だったことから接戦が期待されたが、ポールポジションの上原が序盤から予選並みのタイムで周回。これに対して２位以下は、１分５秒、６秒といったペースのため、周回ごとに差は離れていく。結局、12周のレース終了時には、トップ上原と２位早川の差は11秒にも広がっていた。３位に小板橋と、予選結果通りのリザルトとなった。

①		NBクラス、スタート直後のトップグループ	③		NBクラスの表彰台
②		NBクラス優勝の上原正稔

Pos.	No.	Rider	Type	Team	Lap	Time	Gap	Km/h	BestTime	Lap
1	8	上原　正稔	SUZUKI:GSX-R1000	ＭＭＴＡＫＥ☆Ｍ－Ｒａｃｉｎｇ	12	13'04.910		113.929	1'04.198	10/ 12
2	3	早川　輝夫	SUZUKI:GSX-R1000	ＴｅａｍＯＺＡＷＡ　Ｒ＆Ｄ	12	13'16.319	0'11.409	112.297	1'05.404	4/ 12
3	4	小板橋　達也	YAMAHA:YZF-R1	ブルドッカー・タゴス	12	13'22.815	0'17.905	111.388	1'06.014	7/ 12
4	10	植田　克典	YAMAHA:YZF-R1	Ｓａｔｏｒｕ　Ｗｏｒｋｓ．	12	13'28.018	0'23.108	110.671	1'06.228	12/ 12
5	6	古庄　　豊	HONDA:CBR954RR		12	13'38.030	0'33.120	109.316	1'06.535	10/ 12
6	22	浜本　久平	KAWASAKI:ZX-9R	チーム　アクタス	12	13'48.275	0'43.365	107.964	1'07.564	10/ 12
7	1	菰田　宏志	HONDA:CBR929RR	ＥＮＤＵＲＡＮＣＥ	12	13'57.853	0'52.943	106.730	1'08.515	7/ 12
8	18	佐藤　辰紀	SUZUKI:GSX-R750	タツスピードＲ＆Ｄ	12	13'58.504	0'53.594	106.647	1'08.124	5/ 12
9	7	長谷川　幸宏	HONDA:CBR900RR	闘魂チャンスレーシング	12	14'08.230	1'03.320	105.424	1'09.003	12/ 12
10	5	竹原　聖二	HONDA:VTR1000F	ファンプラニング走行会来てネ	11	13'05.901	1Lap	104.303	1'09.254	11/ 11
11	2	豊島　　慎	SUZUKI:GSX-R750	古橋亭二輪会	11	13'07.697	1Lap	104.065	1'09.089	8/ 11
12	31	村山　典行	YAMAHA:YZF-R1	ＩＮＤＵＣＴＯ　ＲＴ	11	13'21.591	1Lap	102.262	1'10.724	5/ 11
13	12	三澤　永治	YAMAHA:XJ750E	ＸＪ７５０Ｅ普及推進協議会ＲＴ	11	13'36.657	1Lap	100.375	1'12.458	5/ 11
14	9	望月　則政	KAWASAKI:ZX-12R	ＲＴロードランナーズ	11	13'47.794	1Lap	99.025	1'13.789	4/ 11
以　上　完　走