筑波ツーリストトロフィー

<NM> 2003/02/23

●レポート
390cc以上、710cc未満の排気量をもつバイクが参加できるクラスだ。クラス名のNMは「ノーマル・ミドルバイク」の略。このクラスのレギュレーションは、筑波ツーリストトロフィーレースの「ノーマルクラス」として定められたものが適用される。この場合の「ノーマルクラス」とは、一般的に言われるノーマルではなく、「街乗りのバイクで参加できるクラス」という意味で、フルノーマルはもちろんだが、街中を走ることのできるストリート・カスタムバイクも参加が可能となっている。実際の改造範囲は、マフラー（公道走行可能なもののみ）、タイヤ（公道走行可能なもののみ）、リミッター取り外し、カウル類の脱着・変更、リヤサスペンション（ただし、追加工なしに取り付けられるもののみ）、キャブレターのセッティングパーツ、フロントフォークのスプリングといったところが許可されている。
　予選はウエットコンディションで行なわれ、ただ一人、１分10秒を切る9秒357を出した荒川敏治がポールポジション。２番手は荒川から４秒８遅れて根兵弘と続く。
　ドライコンディションとなった決勝は、ポールポジションの荒川がうまく飛び出すと、そのまま速さを活かして後続を引き離して独走。ゴール時に後続との差は23秒にもなっていた。２位には、３番手グリッドからスタートした森田嵐が１周目からこのポジションをキープしてそのままゴール。３位には船本弘之が入ったが、船本は予選でタイム計測できなかったことから、賞典外の３位ゴールとなった。荒川はドライでもただ一人１分２秒台に入れる速さだった。

①		NWクラス、１周目のヘアピン	③		NWクラスの表彰台
②		NWクラス優勝の荒川敏治

Pos.	No.	Rider	Type	Team	Lap	Time	Gap	Km/h	BestTime	Lap
1	15	荒川　敏治	YAMAHA:YZF-R6	ＯＺＡＷＡ　Ｒ＆Ｄ	12	12'45.498		116.818	1'02.939	4/ 12
2	6	森田　　嵐	SUZUKI:GSX-R600	ウィッチクラフトＡＲＳ１１６６	12	13'09.260	0'23.762	113.301	1'04.945	5/ 12
*1	98	舩木　弘之	KAWASAKI:ZX-6RR	カワサキグリーンＭＳＴ．ＲＴ	12	13'24.248	0'38.750	111.190	1'05.517	8/ 12
3	2	槙田　健治	SUZUKI:GSX-R600		12	13'29.251	0'43.753	110.502	1'06.136	8/ 12
4	5	山口　慎司	KAWASAKI:ZX-6RR	ＭＳＴ－ＲＴ	12	13'29.429	0'43.931	110.478	1'06.004	11/ 12
5	10	小野寺　彰	YAMAHA:YZF-R6	ボイラー湘南	12	13'33.124	0'47.626	109.976	1'06.750	10/ 12
6	7	根兵　　弘	HONDA:CBR600F	オートウインズ	12	13'33.223	0'47.725	109.962	1'06.304	12/ 12
7	3	大津　　岳	HONDA:CBR600F	ストライカーレーシング	12	13'50.124	1'04.626	107.724	1'07.460	11/ 12
8	4	小林　憲弘	HONDA:CBR600F4i	ファイヤーガレージ	11	13'01.633	1Lap	104.873	1'09.304	5/ 11
9	13	齋藤　光春	HONDA:CBR600F4i	ＴＥＡＭ　ＯＺＡＷＡ　Ｒ＆Ｄ	11	13'02.326	1Lap	104.780	1'09.398	5/ 11
10	9	小山　泰正	HONDA:CBR600F	エアーリアル，	11	13'12.038	1Lap	103.495	1'09.967	9/ 11
*2 11	1	中村　　直	YAMAHA:YZF-R6	南北同盟＆松ロジ！	11	13'29.251	1Lap	101.294	1'10.344	9/ 11
以　上　完　走
1 ゼッケン 98は、賞典外とする。 2 ゼッケン 1は、国内競技規則付則3 17-2違反（ジャンプスタート）により、国内競技規則 32 1)（ストップ&ゴーペナルティ）を適用した。